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アテナイの午睡

映画・本・ディープスポット・社会問題など知的探求への誘い

  • 2026年9月11日
  • 2026年9月12日

オルダス・ハクスリ―『すばらしい新世界』はプラトンの理想国なのか──魂を目覚めさせる国家、眠らせる国家(ある哲学者の肖像)

「支配の地位につく者は、けっして支配権力に恋こがれるような者であってはならないのだ」 プラトン『国家』(下)岩波書店、2003年、111頁。 ディストピア小説といえば、何が思い浮かべますか? 真っ先に出てくるのは、ジョージ・オーウェル『1984年』で […]

  • 2026年9月9日
  • 2026年9月10日

馬毛島基地は「攻撃されやすい」のか――無人島の軍事拠点と限定攻撃のリスク(馬毛島要塞2030)

一九一四年の大戦の基本要素で――これはいつの時代でもいえることだが――敵味方を問わず一貫して見られた傾向は、より困難な戦争は手がけたくない、現実はこうであるかもしれない、という疑念にもとづく行動はとりたくないというものだった。 バーバラ・W・タックマ […]

  • 2026年9月5日
  • 2026年9月5日

NHK「映像の世紀 バタフライエフェクト 陸軍 VS.海軍」のその後――旧日本軍の「陸海軍対立」は自衛隊で解消されたのか?【軍種間対立という宿業】

「地上、海上、航空と分ける時代は過ぎ去った。将来、戦争があるとすれば、我々は地上、海上、航空のすべての軍事要素を1つに集中して戦うであろう」ドワイト・D・アイゼンハワー(1958年) 先日、NHK「映像の世紀 バタフライエフェクト」シリーズの「陸軍V […]

  • 2026年8月5日
  • 2026年8月12日

「王は帰還したのか?」賛否両論、三省堂書店リニューアル騒動記~2026年春

かつて読書家といわれた人々の許に「本」は届いているのだろうか。そして「本」というメディアの異変はわれわれをどこへ連れて行き、どんな世界をみせようとしているのだろうか 佐野眞一『だれが「本」を殺すのか』プレジデント社、2001年、14頁。 2026年3 […]

  • 2026年7月26日
  • 2026年8月5日

【神保町完全ガイド】世界最大の古書店街を歩く~古本屋・書店・喫茶店・カレー・街歩きガイド

「神保町にはまだ本好きのロマンがありましたね。書物のジャングルから人間の迷路へとさ迷うことのできる余裕と楽しさがありました。現実には存在しないような本も、探す念力で実際に出現してしまうような、そんな夢がありました。人は同じ河水に浴することはできない… […]

  • 2026年7月21日
  • 2026年7月21日

映画「ゴジラ-1.0」の政治学的考察~「国家」はなぜ戦わず、「社会」はなぜ戦ったのか

無防備の国民には友しか存在しない、と考えるのは、馬鹿げたことであろうし、無抵抗ということによって敵が心を動かされるかもしれないと考えるのは、ずさんきわまる胸算用であろう。 カール・シュミット『政治的なものの概念』未来社、2006年、60-61頁。 ※ […]

  • 2026年4月24日
  • 2026年4月24日

『寄生獣』異聞~田村玲子「視点」のパラサイト生存戦略【政治学的考察】

人肉喰らいの食屍鬼の登場は、国際政治にどのような影響を与えるのだろうか。リアリスト の解答は、驚くべきものではあるが、いたってシンプルである。すなわち、そこでの国際関係には、何らの変化もないというのだ。このパラダイムは、人類に対する新たな実存的脅威が […]

  • 2026年2月19日
  • 2026年2月19日

「機動警察パトレイバー2 the Movie」と戒厳令~タイトルに偽りあり!、「政治的なるもの」と「例外状態」【解説/考察】

いかなる政府もトマス・ホッブズが『リヴァイアサン』で展開した国家統治の問題を内包することなしには、存立さえできないことを、人びとはしたたかに思い知るべきであった。そこを通過しないで、一国民の政治的成熟が得られるであろうか。 磯田光一『戦後史の空間』新 […]

  • 2026年1月28日
  • 2026年1月28日

「哲学対話」にはチャタムハウスルールが必要だ

唐突ですが、 「チャタムハウスルール」というのをご存じでしょうか? 「チャタムハウス」とは、ロンドンにある「英国王立国際問題研究所」(RIIA)の置かれた建物の名称で、転じて、RIIAを指す言葉になりました。 アメリカ大統領官邸をホワイトハウスと呼ぶ […]

  • 2025年9月7日
  • 2026年8月12日

【考察】機動戦士ガンダム「地球連邦政府」の政治学的研究~地球圏単一国家誕生の経緯とその凋落

ある一つの強大国があって、他の王国を圧倒し、世界王国を樹立し、他の王国をこの世界王国のもとに統合してしまうよりも、戦争状態のほうが望ましいのである。というのは、統治の範囲が広がりすぎると、法はその効力を失ってしまうのであり、魂のない専制政治が生れ、こ […]