「神保町にはまだ本好きのロマンがありましたね。書物のジャングルから人間の迷路へとさ迷うことのできる余裕と楽しさがありました。現実には存在しないような本も、探す念力で実際に出現してしまうような、そんな夢がありました。人は同じ河水に浴することはできない…。たしかヘラクレイトスでしたね」
紀田順一郎『古本屋探偵の事件簿』東京創元社、2001年、7-8頁。
世界最大の古書店街が、どこかご存じですか?
チャリング・クロス(ロンドン)?、カルチェラタン(パリ?)、はたまたヘイ・オン・ワイ(ウェールズ)?
いえいえ、それは、なんと日本の「神田神保町」です。
街全体の推定蔵書数は1000万冊とも言われ、狭い範囲に、古書店、新刊書店が100軒以上、林立し、それに関わる出版社や、喫茶店、飲食店などの複合文化圏を形成しています。
ここのような「街」は、日本のどこにもない。
いわば、東京の専売特許であり、東京のアイデンティティと言っても過言ではありません。
東京に住んで、東京に来て、この街を訪れないことは、あまりに人生を損しています。
さあ、書に出会いに、街へ出よう!
目次
神田古本まつり
神田古本まつり(神保町)見どころと2019年日程&必勝法!(古書店街)
神田古本まつり(神保町)2022年遠征後記~コロナ禍で三年ぶりに開催
神保町観察記
長年、神保町に通い詰めてきましたが、この街の変わらなさと、変わりやすさは、もはや記憶をたどるだけでは追いつかなくなりました。そこで、遅まきながら、可能な限り、断片的にですが、「観察記」のようなものを書いていくことにしました。
神保町、2022年春~コロナ禍で変わりゆく神保町
神保町、2022年夏(8/15)~パサージュ、クセノポン、機動隊
神保町、2023年冬~特売も、やがて哀しき神保町
書店とカフェは、本当に相性がいいのか?~神保町2024年春
もう一つの顔~食とグルメ
神保町カレー戦争!おすすめ3店「ガヴィアル」「ボンディ」「共栄堂」をご紹介
【神保町】境界線上の喫茶店~眞踏珈琲店
神保町は一日では歩ききれない街です。訂正、一生歩いても、歩ききれない街です。故に、私はこれから歩き続け、街の変化を眺めていくつもりです。