F.Harry
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F.Harry

当サイトの管理人です。ギリシャ哲学を愛し、政治哲学を専攻しました。好きな言葉は「焚書は序章に過ぎない。本を焼く者は、やがて人も焼く。」(ハインリッヒ・ハイネ)本や映画・コラムなど気の向くままに紹介していきます。

  • 2023年5月15日
  • 2023年5月26日

【考察】「シン・仮面ライダー」をライダー予備知識なしの政治学徒が観た感想~ショッカーVS.日本政府

人肉喰らいの食屍鬼の登場は、国際政治にどのような影響を与えるのだろうか。リアリスト の解答は、驚くべきものではあるが、いたってシンプルである。すなわち、そこでの国際関係には、何らの変化もないというのだ。このパラダイムは、人類に対する新たな実存的脅威が […]

  • 2023年4月24日
  • 2023年5月21日

素人が情景テクスチャーペイントで「自衛隊ジオラマ」を作ってみたよ(Nゲージ/ジオコレ/タミヤ)

今話題(遅い、何年前だ)のタミヤ、「情景テクスチャーペイント」。 塗っただけで、土やアスファルト、雪(!)を表現できるということで、興味津々だったのですが、今回、こちらを使って、小レイアウト(ジオラマ)を制作してみることにしました。 小生、技も経験も […]

  • 2023年4月16日
  • 2023年4月16日

師団祭に行こう!(陸上自衛隊練馬駐屯創設記念日/第1師団創立記念日)~東京23区唯一の大規模イベント(2023年)

全国の自衛隊施設では、様々な一般公開行事が行われています。 しかし、東京に住んでいると、なかなかそんな機会も無いように思われるでしょう。 しかしながら、東京23区にも自衛隊の施設はあります。 中でも、練馬区にある陸上自衛隊練馬駐屯地では、一般公開され […]

  • 2023年3月30日
  • 2023年5月20日

さらば、八重洲ブックセンター~元祖「本のデパート」閉店の時

2023年3月。 元祖「本のデパート」こと、八重洲ブックセンター本店が、3月いっぱいをもって、その44年の歴史に幕を閉じようとしています。 以前は、東京駅八重洲口には、八重洲地下街に「八重洲古書館」という古書店もあり、古本は八重洲古書館、その足で八重 […]

  • 2023年3月7日

古野まほろ『公安警察』~「警備公安警察」入門書の新たなスタンダード(感想・紹介)

ミステリー作家・古野まほろ。 元警察官僚という異色の経歴の持ち主ですが、その経験・知見を活かして、『警察手帳』(新潮新書、2017年)を皮切りに、次々と「警察」関連本(いずれも新書)を世に送り出しています。 そして今回、そのものズバリ『公安警察』(祥 […]

  • 2023年2月12日
  • 2023年2月12日

神保町、2023年冬~特売も、やがて哀しき神保町

すっかり投稿が遅くなってしまいましたが、1月某日、2023年になって初の神保町遠征です。 更地になってる! 地下鉄の神保町駅の階段を上がり、今は亡き神保町ホールに思いを馳せていると、その隣、旧スーパー冨士屋の建物が解体され、更地に。救世軍本営が向こう […]

  • 2022年12月5日
  • 2023年1月15日

NHK「エマージェンシーコール 〜緊急通報指令室『埼玉』」~1分1秒でも速く現場へ【感想・雑感・解説】

2022年1月から不定期で放送されているNHKのドキュメンタリー「エマージェンシーコール 〜緊急通報指令室〜」の最新作・第三弾が、2022年12月5日に放送されました。 このドキュメンタリーは、119番通報を受理(訴えを受付すること)する消防の通信指 […]

  • 2022年12月2日
  • 2022年12月25日

有川浩『図書館戦争』の政治学的考察③(国際政治的側面)~日米同盟か日中同盟か、海洋国家か大陸国家か

★前回の記事はこちら →有川浩『図書館戦争』の政治学的考察②(政治思想的側面)~戦後民主主義の死と前近代への回帰 「政治が力のバランスの上に立っているという現実を、理想論におぼれて見失ってはならない。」 エドワード・ルトワック※1 第1回で、図書隊と […]

  • 2022年11月21日
  • 2022年12月17日

有川浩『図書館戦争』の政治学的考察②(政治思想的側面)~戦後民主主義の死と前近代への回帰

★前回の記事はこちら →「考察①(軍事的側面)~第三・四の武装組織としての図書隊、メディア良化隊」 戦後民主主義が虚妄だとか、平和憲法なんてつまらんということを公然と主張できること、そのこと自体が、戦後民主主義がかつての大日本帝国に対して持っている道 […]

  • 2022年11月21日
  • 2023年4月2日

有川浩『図書館戦争』の政治学的考察①(軍事的側面)~第三・四の武装組織としての図書隊、メディア良化隊

内戦には独特の陰惨さがある。それは骨肉間の闘争(Bruderkrieg)である。蓋し敵をも包摂する共通の政治単位内の闘争であり、両陣営ともに共通の統一体に対し同時に絶対的肯定と絶対的否定をもって臨むからである。 カール・シュミット『獄中記』※1 有川 […]