- 2021年11月17日
- 2026年7月21日
銀河英雄伝説に見る政治体制論・国家論の考察【前編】~「民主政」と「共和政」の狭間で(滅びゆく自由惑星同盟)
「人類の創成とともにゴールデンバウム王朝があったわけではない。不死の人間がおらぬと同様、不滅の国家もない。余の代で銀河帝国が絶えて悪い道理がなかろう」 (皇帝フリードリッヒ四世) 田中芳樹『銀河英雄伝説1』東京創元社、2016年、223頁。 田中芳樹 […]
「人類の創成とともにゴールデンバウム王朝があったわけではない。不死の人間がおらぬと同様、不滅の国家もない。余の代で銀河帝国が絶えて悪い道理がなかろう」 (皇帝フリードリッヒ四世) 田中芳樹『銀河英雄伝説1』東京創元社、2016年、223頁。 田中芳樹 […]
★【前編はこちら】 →FAF(フェアリイ空軍)の考察【前編】~妖精の名を冠する空軍の全貌(神林長平『戦闘妖精・雪風』) 将官や佐官 「刑務所別館」とさえ言われるFAFですが、それは、上に行けば行くほど違った様相を見せるようです。 将官や佐官(大佐クラ […]
「フェアリィ星の戦いは地球の毎日の出来事からは遠く隔たっているように感じられ、ジャムの脅威は忘れられたかのような現代の国際情勢だ。」 『戦闘妖精・雪風〈改〉』、14頁(リン・ジャクス『ジ・インベーダー』)。 神林長平の長編ハードSF『戦闘妖精・雪風』 […]
2002年、全26話 「音楽を武器にして戦え!」というと、「超時空要塞マクロス」だと早合点しそうな君! 今回は違うぞ。 あらすじ 西暦2012年12月。 突如、東京上空にMU(ムー)と称する異世界からの来訪者の空中都市が出現する。 翌2013年1月、 […]
たった1年たらずで、日本列島が沈んでしまうことがわかった時、日本及び日本人はどうするのか? そんな悪夢を描いた日本SFのロングセラー、小松左京『日本沈没』。 映画や漫画、ドラマ化され、幾度もメディアミックスが展開されています。 日本人は、ユダヤ人のよ […]
一九二七年から二八年にかけての冬、連邦政府の役人たちはマサチューセッツ州の古い港町インスマスの状況について、奇妙な秘密調査を行った。 ラヴクラフト『インスマスの影』新潮社、2019年、390頁 冒頭、こんな一文で始まるのが、ハワード・フィリップス・ラ […]
★前編はこちら ⇒オーベルシュタインの政治学【前編】~マキャベリズムと国家理性(銀河英雄伝説の考察) 「あの男は、予の存在が王朝の利益と背反するときは、予を廃立するかもしれぬな」 (皇帝ラインハルト) 田中芳樹『銀河英雄伝説10』東京創元社、2009 […]
「予はオーベルシュタインを好いたことは、一度もないのだ。それなのに、かえりみると、もっとも多く、あの男の進言に従ってきたような気がする。」 (皇帝ラインハルト) 田中芳樹『銀河英雄伝説10』東京創元社、2009年、117頁 田中芳樹『銀河英雄伝説』と […]
テレビ版「機動戦艦ナデシコ」最終回から劇場版「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」の間、「空白の3年間」を繋ぐ物語を描いています。 基本的に、テレビ版のドタバタ・ラブコメディーを踏襲していて、気軽に読める一冊です。 と […]
田中芳樹の『銀河英雄伝説』(銀英伝)といえば、日本のSFに大きな足跡を遺したスペースオペラの傑作です。 今更ですが、一応、あらすじをご紹介しておけば、 西暦を遥かに超えた未来。 銀河全域に進出した人類は、民主主義の失敗を経て、人類統一政体における初の […]