- 2021年8月8日
- 2022年6月8日
オーベルシュタインの政治学【後編】~ラインハルトと「王の二つの身体」(銀河英雄伝説の考察)
★前編はこちら ⇒オーベルシュタインの政治学【前編】~マキャベリズムと国家理性(銀河英雄伝説の考察) 「あの男は、予の存在が王朝の利益と背反するときは、予を廃立するかもしれぬな」 (皇帝ラインハルト) 田中芳樹『銀河英雄伝説10』東京創元社、2009 […]
★前編はこちら ⇒オーベルシュタインの政治学【前編】~マキャベリズムと国家理性(銀河英雄伝説の考察) 「あの男は、予の存在が王朝の利益と背反するときは、予を廃立するかもしれぬな」 (皇帝ラインハルト) 田中芳樹『銀河英雄伝説10』東京創元社、2009 […]
「予はオーベルシュタインを好いたことは、一度もないのだ。それなのに、かえりみると、もっとも多く、あの男の進言に従ってきたような気がする。」 (皇帝ラインハルト) 田中芳樹『銀河英雄伝説10』東京創元社、2009年、117頁 田中芳樹『銀河英雄伝説』と […]
テレビ版「機動戦艦ナデシコ」最終回から劇場版「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」の間、「空白の3年間」を繋ぐ物語を描いています。 基本的に、テレビ版のドタバタ・ラブコメディーを踏襲していて、気軽に読める一冊です。 と […]
田中芳樹の『銀河英雄伝説』(銀英伝)といえば、日本のSFに大きな足跡を遺したスペースオペラの傑作です。 今更ですが、一応、あらすじをご紹介しておけば、 西暦を遥かに超えた未来。 銀河全域に進出した人類は、民主主義の失敗を経て、人類統一政体における初の […]
監督 佐藤竜雄 1998年公開 テレビ版の思い出 実は、テレビアニメ版「機動戦艦ナデシコ」は、あまり好きではありませんでした。 通して全26話をリアル視聴しましたが、挿入されてくる劇中劇「ゲキガンガー」は好きになれなかったし、ユリカやアキトのドタバ […]
戦前の、226事件直前の昭和日本を舞台にした、クトゥルフ神話のアナザーストーリーです。 北一輝は、皇居の上に「黒き雲」を幻視する。 そして、昭和10年。陸軍少尉・海江田清一は、故郷で父の不可解な死に様と、そして謎の米国人「ハワード」からの手紙と父から […]
NHKのEテレ(教育テレビ)の人気番組「100分de名著」。 100分間(25分番組×4週)で、1冊の名著を紹介してしまおうという番組で、同局の人気番組のひとつのようです。 2021年6月の本は、レイ・ブラッドベリィのSF小説『華氏451度』です。指 […]
「未知への飛行」(原題 フェイル セイフ)オリジナル1964年/リメイク2000年 「エホバ言給ひけるは汝の子、汝の愛する息子、即ちイサクを携てモリアの地に到り、わが汝に示さんとする彼所の山に於て彼を燔祭として捧げるべし」 創世記 22章 【あらすじ […]
【あらすじ】 日本列島の地質的な異常を調査していた地球物理学者の田所(演:小林桂樹)は、恐るべき結論に達する。それは、「1年を待たずに日本列島は完全に海に沈む」という衝撃的な予測だった。 この事実を知った政府は極秘裏に日本人の国外退避計画と日本国の存 […]
ピッチャーズ・マウンドに立つ投手のように孤独感を味わうのも歴代の総理と同じだと瀬川は感じた。たまにサードやファーストから声がかけられることはあるが、しょせん、投手は孤独だ。ピッチャーズ・マウンドに立つと、口汚いスタンドからの野次がどれほど反響し腹に応 […]