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政治

  • 2021年12月13日
  • 2021年12月22日

映画「地震列島」~「政治」のおまけ感と震災時の司令塔、そしてシン・ゴジラ【感想・雑感】

1980年(日本)、大森健次郎 監督。 「歴代総理の願いは、この部屋を使わないことだ」 (首相)本編より あらすじ 地震学者の川津陽一(演:勝野洋)は、東京での大地震発生の可能性に言及するが、学界からは一笑に付された。 川津は、妻との関係は冷え込み、 […]

  • 2021年12月11日
  • 2022年7月7日

「日本沈没」後の政治学【後編】~日本国の存続と国外退避計画で語られなかったもの(カルネアデスの舟板)

「ユダヤの民二千年の、漂白の体験が、この島国の民、二千年の閉ざされた幸福な体験と、すぐにおきかえられるとも思えません。ディアスポラののち、何年たって、何を学びとるか・・・それまで日本人は、まだ日本民族であり続けるかどうか・・・」 小松左京『日本沈没』 […]

  • 2021年12月11日
  • 2022年12月14日

「日本沈没」後の政治学【前編】~日本を喪った後の国際情勢はどうなるか?(小松左京)

様々なメディアミックスが展開されている小松左京のSF小説『日本沈没』。 小松左京の膨大な知識を土台に展開される傑作小説です。 派生した映画版(1973年)やコミック版(一色登希彦・版)は原作に劣らない傑作として知られています。 もし、日本列島が1年後 […]

  • 2021年12月8日
  • 2021年12月8日

映画「工作~黒金星と呼ばれた男」【追記】~ブラック・ヴィーナスは邦画に現れるか?(「戦後」歴史映画)

前回、韓国のインテリジェンス(スパイ)映画「工作~黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」の感想・雑感を解きました。 ★前回記事 →映画「工作~黒金星と呼ばれた男」~ブラック・ヴィーナスが沈むとき。国際政治の闇を描いた衝撃作【感想・雑感】 本作そ […]

  • 2021年12月2日
  • 2021年12月8日

映画「工作~黒金星と呼ばれた男」~ブラック・ヴィーナスが沈むとき。国際政治の闇を描いた衝撃作【感想・雑感】

2016年(韓国)、ユン・ジョンビン監督 「お互い祖国のためにしたことだ。私的な感情はない。」 (本編より) 韓国のインテリジェンス(スパイ)映画の秀作です。 本作の最大の特徴は、物語が「ほぼ実話」であり、登場人物も実在であり、幾人かは存命である点に […]

  • 2021年10月31日
  • 2021年11月1日

ドラマ「総理と呼ばないで」(田村正和×三谷幸喜)~どうしてこんな政治になった?【名作紹介】

1997年、全11話 過日、お亡くなりになった俳優の田村正和。 代表作として、和製「刑事コロンボ」こと「警部補 古畑任三郎」が挙げられることが多いようですが、個人的に思い出したのが、同じフジテレビの連続ドラマ「総理と呼ばないで」でした。 あらすじ ど […]

  • 2021年10月9日
  • 2023年8月21日

機動警察パトレイバー旧OVA「二課の一番長い日」解説・考察【後編】~自衛隊クーデターの幻想(押井守)

【前編はこちら】 →機動警察パトレイバー旧OVA「二課の一番長い日」解説・考察【前編】~自衛隊クーデターのリアリティ(押井守) 米国という最大の「障害」 在日米軍の存在は、日本でクーデターを企図する場合、最大の妨害要素であり、そのハードルは高く、成功 […]

  • 2021年10月8日
  • 2023年8月21日

機動警察パトレイバー旧OVA「二課の一番長い日」解説・考察【前編】~自衛隊クーデターのリアリティ(押井守)

「東京で俺たちを待っていたのは、戦争だった・・・」 前編より(篠原遊馬) あらすじ 2月、雪の気配を漂わせる東京。 特車二課第2小隊の面々が休暇で、それぞれ思い思いに過ごす中、 東北縦貫道での検問を、不審なレイバー積載トレーラーが強行突破し、追跡のパ […]

  • 2021年9月20日
  • 2021年10月19日

映画「五月の七日間」~米軍のクーデターを描いたポリティカル・サスペンス(感想・考察)

1964年制作(米)、ジョン・フランケンハイマー監督 あらすじ 米ソ間で核廃棄条約が合意され、それに対して、国論が分裂する米国。 国防総省の統合参謀本部に勤務するマーティン・ケイシ―大佐(演:カーク・ダグラス)は、五月のある月曜日、将官間で奇妙な「競 […]

  • 2021年8月20日
  • 2021年8月20日

「8月ジャーナリズム」の退潮と民主主義の退潮~リベラル・アーツの意義(8/15終戦記念日に寄せて)

「8月ジャーナリズム」という言葉があります。毎年8月になると、テレビなどで戦争特集が組まれて、8/15の終戦記念日でピークになる現象を揶揄した言葉です。 「8月だけ、戦争特集を次々に打ち出すのは如何なものか?」という疑問が背景にあるようですが、果たし […]