- 2022年2月16日
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「機動警察パトレイバー2 the Movie」後藤と荒川の「戦争と平和」の問答を紐解く【後編】~最高意思決定の段階では国家理性だけが存在する(ネタバレ解説)
イメージ写真は雪の中の市ヶ谷・防衛庁 【前編はこちら】 →後藤と荒川の「戦争と平和」の問答を紐解く【前編】~血まみれの平和と言葉遊びの20世紀 「後編」では、「戦争と平和」の問答の終盤と、警視庁での後藤の独語、そして米軍介入に関しての2人の会話を見て […]
イメージ写真は雪の中の市ヶ谷・防衛庁 【前編はこちら】 →後藤と荒川の「戦争と平和」の問答を紐解く【前編】~血まみれの平和と言葉遊びの20世紀 「後編」では、「戦争と平和」の問答の終盤と、警視庁での後藤の独語、そして米軍介入に関しての2人の会話を見て […]
「国家に永遠の敵もいない。永遠の友もいない。永遠なのは国利だけである。」 ヘンリー・パーマストン 日本アニメーション史上、おそらく最高傑作であり、かつ最大の問題作である押井守監督による劇場用長編アニメーション「機動警察パトレイバー2 the Movi […]
首都東京で「何か」が起きた時、日本政府はどうするのでしょうか? 非常事態の鉄則は、国家がその指揮統制機能を失わないことです。 もし、それが失われてしまったら、元も子もありません。助けられる命も助けられない。 故に、政府自体が安全なところに退避する必要 […]
政治学を学び始めるにあたって、以前、入門書の紹介記事を書きましたが、今回は、もっと気軽(?)に、映画を鑑賞することで、「政治」を学んでいく上の端緒にしていただけたらと考えました。 「未知への飛行」 1964年版/2000年版(米) 【あらすじ】 コン […]
「それもこれも、日米安保にあぐらをかき、沖縄を犠牲にし続けてきたツケが回ってきたのかも・・・。あの“少女暴行事件”をもっと重く見るべきだった・・・」 (日本政府高官) さいとうたかを『ゴルゴ13』(115)リイド社、2000年、70頁。 さいとうたか […]
1980年(日本)、大森健次郎 監督。 「歴代総理の願いは、この部屋を使わないことだ」 (首相)本編より あらすじ 地震学者の川津陽一(演:勝野洋)は、東京での大地震発生の可能性に言及するが、学界からは一笑に付された。 川津は、妻との関係は冷え込み、 […]
「ユダヤの民二千年の、漂白の体験が、この島国の民、二千年の閉ざされた幸福な体験と、すぐにおきかえられるとも思えません。ディアスポラののち、何年たって、何を学びとるか・・・それまで日本人は、まだ日本民族であり続けるかどうか・・・」 小松左京『日本沈没』 […]
様々なメディアミックスが展開されている小松左京のSF小説『日本沈没』。 小松左京の膨大な知識を土台に展開される傑作小説です。 派生した映画版(1973年)やコミック版(一色登希彦・版)は原作に劣らない傑作として知られています。 もし、日本列島が1年後 […]
前回、韓国のインテリジェンス(スパイ)映画「工作~黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」の感想・雑感を解きました。 ★前回記事 →映画「工作~黒金星と呼ばれた男」~ブラック・ヴィーナスが沈むとき。国際政治の闇を描いた衝撃作【感想・雑感】 本作そ […]
2016年(韓国)、ユン・ジョンビン監督 「お互い祖国のためにしたことだ。私的な感情はない。」 (本編より) 韓国のインテリジェンス(スパイ)映画の秀作です。 本作の最大の特徴は、物語が「ほぼ実話」であり、登場人物も実在であり、幾人かは存命である点に […]