- 2022年6月6日
- 2023年5月19日
NHKドラマ「17才の帝国」(感想・考察・解説)~スノウはコロッサスになりたかった《第5話・総括》
「しかしわれわれは政治を運命として傍観したり絶望したり、逃避したりしてはならないのです。」※1 丸山真男 ★《第1~3話》の考察はこちら→「ソロンは古代アテナイの夢を見るか?」 ★《第4話》 の考察はこちら→「その道はディストピアに至るのか?」 NH […]
「しかしわれわれは政治を運命として傍観したり絶望したり、逃避したりしてはならないのです。」※1 丸山真男 ★《第1~3話》の考察はこちら→「ソロンは古代アテナイの夢を見るか?」 ★《第4話》 の考察はこちら→「その道はディストピアに至るのか?」 NH […]
★《第1~3話》の考察記事はこちら →「17才の帝国」(感想・考察)~ソロンは古代アテナイの夢を見るか?《第1話~第3話》 「地獄への道は、善意で舗装されている。」 サミュエル・ジョンソン 実験都市ウーア(旧・青波市)での弱冠17歳の首長と政治AIに […]
「結局のところ、現今のあらゆる国家には例外なく悪政が行われているということに気づかなければならなかった。―法制のありさまを見るに、どの国家にあっても、何か途方もない方策を講じ、しかも幸運に恵まれるのでもなければ、およそ治癒しがたい状態にあったのですか […]
イメージ写真は雪の中の市ヶ谷・防衛庁 【前編はこちら】 →後藤と荒川の「戦争と平和」の問答を紐解く【前編】~血まみれの平和と言葉遊びの20世紀 「国家に永遠の敵もいない。永遠の友もいない。永遠なのは国利だけである。」 ヘンリー・パーマストン 「後編」 […]
「正義は力の等しい者の間でこそ裁きができるのであって、強者は自らの力を行使し、弱者はそれに譲る、それが世の習いというものだ」 トゥキュディデス『歴史』※1 日本アニメーション史上、おそらく最高傑作であり、かつ最大の問題作である押井守監督による劇場用長 […]
首都東京で「何か」が起きた時、日本政府はどうするのでしょうか? 非常事態の鉄則は、国家がその指揮統制機能を失わないことです。 もし、それが失われてしまったら、元も子もありません。助けられる命も助けられない。 故に、政府自体が安全なところに退避する必要 […]
政治学を学び始めるにあたって、以前、入門書の紹介記事を書きましたが、今回は、もっと気軽(?)に、映画を鑑賞することで、「政治」を学んでいく上の端緒にしていただけたらと考えました。 「未知への飛行」 1964年版/2000年版(米) 【あらすじ】 コン […]
「それもこれも、日米安保にあぐらをかき、沖縄を犠牲にし続けてきたツケが回ってきたのかも・・・。あの“少女暴行事件”をもっと重く見るべきだった・・・」 (日本政府高官) さいとうたかを『ゴルゴ13』(115)リイド社、2000年、70頁。 さいとうたか […]
1980年(日本)、大森健次郎 監督。 「歴代総理の願いは、この部屋を使わないことだ」 (首相)本編より あらすじ 地震学者の川津陽一(演:勝野洋)は、東京での大地震発生の可能性に言及するが、学界からは一笑に付された。 川津は、妻との関係は冷え込み、 […]
「ユダヤの民二千年の、漂白の体験が、この島国の民、二千年の閉ざされた幸福な体験と、すぐにおきかえられるとも思えません。ディアスポラののち、何年たって、何を学びとるか・・・それまで日本人は、まだ日本民族であり続けるかどうか・・・」 小松左京『日本沈没』 […]