- 2022年5月31日
- 2023年5月19日
NHKドラマ「17才の帝国」(感想・考察)~その道はディストピアに至るのか?《第4話》
★《第1~3話》の考察記事はこちら →「17才の帝国」(感想・考察)~ソロンは古代アテナイの夢を見るか?《第1話~第3話》 「地獄への道は、善意で舗装されている。」 サミュエル・ジョンソン 実験都市ウーア(旧・青波市)での弱冠17歳の首長と政治AIに […]
★《第1~3話》の考察記事はこちら →「17才の帝国」(感想・考察)~ソロンは古代アテナイの夢を見るか?《第1話~第3話》 「地獄への道は、善意で舗装されている。」 サミュエル・ジョンソン 実験都市ウーア(旧・青波市)での弱冠17歳の首長と政治AIに […]
「結局のところ、現今のあらゆる国家には例外なく悪政が行われているということに気づかなければならなかった。―法制のありさまを見るに、どの国家にあっても、何か途方もない方策を講じ、しかも幸運に恵まれるのでもなければ、およそ治癒しがたい状態にあったのですか […]
「そんなこと言っていたら何もできない」 「だからタブーなんだよ。全方位的にトラップがある。それが天皇制の本質だ」 森達也『千代田区一番一号のラビリンス』現代書館、2022年、214-215頁。 「天皇小説」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか? 一番 […]
2022年3月末某日 桜の満開の頃、久しぶりに神保町・古書店街を散策しました。 新型コロナウィルス禍も早2年。内外に様々な「変化」をもたらすこのパンデミックから、世界一の古書店街も無縁ではありません。 あれ?シャッターの店多いな ド平日に神保町詣でし […]
「ではまさにこの点についても,君は同じ考えだろうか?ほかでもない,多くの人々が哲学に対してきつく当ることのそもそもの責任は,その柄でもないのによそから入りこんできた,あの騒々しい連中にあるということだ。彼らは,お互いに罵り合い,喧嘩腰であって,いつも […]
考えのなかだけでは、誇張されたこと、真実ではないことと思われるような出来事が、現実の戦争においては至る処に生起するのである。 クラウゼヴィッツ『戦争論』(上)岩波書店、2000年、132頁。 2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに対して全面軍事 […]
イメージ写真は雪の中の市ヶ谷・防衛庁 【前編はこちら】 →後藤と荒川の「戦争と平和」の問答を紐解く【前編】~血まみれの平和と言葉遊びの20世紀 「国家に永遠の敵もいない。永遠の友もいない。永遠なのは国利だけである。」 ヘンリー・パーマストン 「後編」 […]
「正義は力の等しい者の間でこそ裁きができるのであって、強者は自らの力を行使し、弱者はそれに譲る、それが世の習いというものだ」 トゥキュディデス『歴史』※1 日本アニメーション史上、おそらく最高傑作であり、かつ最大の問題作である押井守監督による劇場用長 […]
先日、ブックオフの創業者が逝去したというニュースがありました(2022年1月)。 ブックオフといえば、1990年代に「新古書店」と言われる全く新しい形態の古本屋を誕生させ、いまや当たり前の存在となっています。 そのあまりに斬新な営業スタイルは、90年 […]
首都東京で「何か」が起きた時、日本政府はどうするのでしょうか? 非常事態の鉄則は、国家がその指揮統制機能を失わないことです。 もし、それが失われてしまったら、元も子もありません。助けられる命も助けられない。 故に、政府自体が安全なところに退避する必要 […]