2022年3月末某日
桜の満開の頃、久しぶりに神保町・古書店街を散策しました。
新型コロナウィルス禍も早2年。内外に様々な「変化」をもたらすこのパンデミックから、世界一の古書店街も無縁ではありません。
あれ?シャッターの店多いな
ド平日に神保町詣でしたのですが、まずは違和感。
あれ、なんかシャッター多くない?
いつものルート(靖国通り沿い)を歩いていると、神保町を代表する2軒の老舗古書店がシャッター!
なんと、田村書店さんがお休み!
え、マジか・・・。月~木曜日まで店休?平日組としては痛恨の事態。店頭の特価コーナー漁りが・・・。
お隣の小宮山書店さんも定休日・・・。
兵どもが夢の後
泣く泣く、書泉本店(書泉グランデ)へ。
こちら、2021年11月、リニューアルしたのです。
が、・・・グランデ自慢のミリタリーコーナーが、縮小!!
軍事関連書籍の新刊といえばココ!とさえ言われた書泉グランデのミリタリーコーナーが、おそらく往時の半分にまで縮小していました・・・。
神保町グルメの退潮
神保町と言えば、神保町グルメ。カレーライスは言う間でもなく、天丼、ラーメン、スパゲティetc.
安価でボリューミーな、ここだけの味が楽しめる街!
そんな食の街にも、暗い影を落とすコロナ禍
個人的なショックは、餃子の名店「スヰートポーヅ」
お店が未だにそのままなのが、余計につらい・・・
日本の映画文化の前衛も・・・
岩波ホール閉館もショックです。7月には閉館です。日本、大丈夫か?
既に。名物大看板も取り外し
私事ですが、岩波ホールで、唯一、チケットを買いながら、満席で観られなかった映画が、「ハンナ・アーレント」(日本公開2013年)でしたね。
え?アレントなんて、そんな人気あるっけ?面喰った記憶が懐かしい・・・。
「三省堂書店」最後の日(間もなく)
コロナとは直接関係ありませんが、神保町の最近のビッグニュースは、上記の岩波ホール閉館と、三省堂書店神保町本店の閉店ではないでしょうか。5月閉店です。
とはいえ、あくまで建て替えの為の閉店ですので、数年後には装いも新たな威容を見せてくれるはずです。
とはいえ、昭和末期から平成と共にあった現本店ビルの「最期」というのは、寂しいものがり、店内外を散策。
おー、仮店舗はあるんですね!
「神保町いちのいち」は、完全閉店・・・
眺めているだけで愉しい様々な雑貨が並ぶお店でしたが、残念至極。
しかし、この「眺めているだけで愉しい」が曲者なんですよね。観て満足して、購入に繋がらないというのが一番大きなネックな気がします。
ちなみに、以前にこちらで買ったのが、こちら↓
はて、三省堂古書館は新店に移るかしら?
個人的には、本店屋上の塔屋看板「辞書はコンサイス」は移築してほしい・・・
心配や不安が増すばかりの神保町逍遥でした・・・。