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  • 2021年10月7日
  • 2024年6月22日

本をめぐる関連記事まとめ~古書、書店、神保町、焚書

「本」をめぐる記事をまとめてみました。 本好きの楽園から、考えたくない未来の話まで。 書物をめぐる断想 古典・名著の漫画化の功罪~「お手軽」な反知性主義 あの難しい古典も、長ったらしい名著も、マンガにしたらスラスラ読めちゃう! でも、そんな都合のいい […]

  • 2021年9月27日

junaida『街どろぼう』(絵本の感想)~孤独と都市の物語

junaida(ジュナイダ)による絵本です。可愛らしい絵柄が特徴的な素敵な絵本ですが、そこには、「孤独とは何か」という問題が突き詰められているように読み解けました。 内容に触れるので、是非、一度読まれてから、こちらの記事はお読みください。 あらすじ […]

  • 2021年9月23日

映画「ゴジラ」(1984年版)ノベライズ版を読んでみる

「ゴジラ」(1984年版)は、それまでのゴジラシリーズ(第2作「ゴジラの逆襲」から第15作「メカゴジラの逆襲」まで)をリセットして、ゴジラ第一作の直接の続編として制作されました。 敵対する怪獣がいない本作では、ゴジラの敵は自衛隊、日本政府です。 後の […]

  • 2021年8月22日
  • 2021年8月22日

ラヴクラフト『インスマスの影』~脱出劇の傑作(クトゥルフ神話)【名作紹介】

一九二七年から二八年にかけての冬、連邦政府の役人たちはマサチューセッツ州の古い港町インスマスの状況について、奇妙な秘密調査を行った。 ラヴクラフト『インスマスの影』新潮社、2019年、390頁 冒頭、こんな一文で始まるのが、ハワード・フィリップス・ラ […]

  • 2021年8月8日
  • 2022年6月8日

オーベルシュタインの政治学【後編】~ラインハルトと「王の二つの身体」(銀河英雄伝説の考察)

★前編はこちら ⇒オーベルシュタインの政治学【前編】~マキャベリズムと国家理性(銀河英雄伝説の考察) 「あの男は、予の存在が王朝の利益と背反するときは、予を廃立するかもしれぬな」 (皇帝ラインハルト) 田中芳樹『銀河英雄伝説10』東京創元社、2009 […]

  • 2021年8月8日
  • 2022年6月8日

オーベルシュタインの政治学【前編】~マキャベリズムと国家理性(銀河英雄伝説の考察)

「予はオーベルシュタインを好いたことは、一度もないのだ。それなのに、かえりみると、もっとも多く、あの男の進言に従ってきたような気がする。」 (皇帝ラインハルト) 田中芳樹『銀河英雄伝説10』東京創元社、2009年、117頁 田中芳樹『銀河英雄伝説』と […]

  • 2021年7月28日

杉浦功一・大庭弘継『「銀河英雄伝説」にまなぶ政治学』~見よ、政治学の威力を【雑感・感想】

田中芳樹の『銀河英雄伝説』(銀英伝)といえば、日本のSFに大きな足跡を遺したスペースオペラの傑作です。 今更ですが、一応、あらすじをご紹介しておけば、 西暦を遥かに超えた未来。 銀河全域に進出した人類は、民主主義の失敗を経て、人類統一政体における初の […]

  • 2021年7月17日
  • 2021年11月20日

丸山真男と東京オリンピック~今だからこそ論文「超国家主義の論理と心理」を読んでみる【後編】(「令和」天皇制国家の支配原理)

★前編はこちら ⇒丸山真男と東京オリンピック~今だからこそ論文「超国家主義の論理と心理」を読んでみる【前編】(無責任の体系と多頭一身の怪物) 抑圧の移譲 「個人」が自律的・主体的に意識されないままで、天皇に近い層から最も遠い層に至るまで、全臣民が配置 […]

  • 2021年7月17日
  • 2021年11月20日

丸山真男と東京オリンピック~今だからこそ論文「超国家主義の論理と心理」を読んでみる【前編】(無責任の体系と多頭一身の怪物)

何(・)と(・)なく(・・)何物かに押されつつ、ずるずると国を挙げて戦争の渦中に突入したというこの驚くべき事態は何を意味するか。 丸山真男『超国家主義の論理と心理 他八篇』岩波書店、2015年、30-31頁。 新型コロナウイルスのパンデミックという事 […]