- 2024年4月4日
- 2026年8月3日
【感想・考察】小松左京『お召し』~巧みな伏線回収が光る隠れた傑作SF短編
「何人もによって書かれたものかね?」 「そうらしいです。―この、一番最初にのっているものは、一番筋が通っていて、内容は一番ショッキングです」 小松左京「お召し」より※1 あらすじ 長官の執務室に入ってきた調査官が携えていたのは、古代遺跡から発見された […]
「何人もによって書かれたものかね?」 「そうらしいです。―この、一番最初にのっているものは、一番筋が通っていて、内容は一番ショッキングです」 小松左京「お召し」より※1 あらすじ 長官の執務室に入ってきた調査官が携えていたのは、古代遺跡から発見された […]
「ユダヤの民二千年の、漂白の体験が、この島国の民、二千年の閉ざされた幸福な体験と、すぐにおきかえられるとも思えません。ディアスポラののち、何年たって、何を学びとるか・・・それまで日本人は、まだ日本民族であり続けるかどうか・・・」 小松左京『日本沈没』 […]
様々なメディアミックスが展開されている小松左京のSF小説『日本沈没』。 小松左京の膨大な知識を土台に展開される傑作小説です。 派生した映画版(1973年)やコミック版(一色登希彦・版)は原作に劣らない傑作として知られています。 もし、日本列島が1年後 […]
たった1年たらずで、日本列島が沈んでしまうことがわかった時、日本及び日本人はどうするのか? そんな悪夢を描いた日本SFのロングセラー、小松左京『日本沈没』。 映画や漫画、ドラマ化され、幾度もメディアミックスが展開されています。 日本人は、ユダヤ人のよ […]
よその国に滅ぼされたのならば、よほど別の感情を持ちえて、いっそ救われたであろう。 しかし、私たち日本人が憎むとすれば日本人しかないのである。 勝谷誠彦『ディアスポラ』文藝春秋、2011年、20頁。 いまは亡き、あの(・・)コラムニストの勝谷誠彦(19 […]
日本の社会の問題を考え、あるいは日本文化、日本人について論ずる場合、天皇にたいして否定的な立場に立つ人であろうと、肯定的な立場に立つ人であろうと、天皇の存在、天皇制の問題を度外視して日本の社会を議論することはできない。これはやはり厳然たる事実であると […]
「これから日本は、長い長い綱渡りがはじまるわけだな・・・」 (末富海将)小松左京『首都消失(上)』徳間書店、1986年、232頁。 日本SF文学界の巨匠小松左京のSF長編小説です。 突然首都東京を失った日本は一体どうなるのか? 本作は、特に、中央政府 […]
「新宿!新宿御苑!!」 (本編より:EP-3E機内の朝倉) 【あらすじ】 突如、何の前兆もなく、高さ2キロ、半径30キロに及ぶ巨大な「雲」に首都東京は覆われる。 「雲」は、一切の通信・交通を遮断し、何人も寄せ付けない。首都圏2000万人の住民の安否も […]
今回は、皆さんご存じの『日本沈没』のご紹介です。 但し、小松左京の原作小説ではなく、漫画版です。 なぜ、漫画版か? それは、この一色登希彦作の『日本沈没』が、本家『日本沈没』をある意味超えたSFコミックの傑作だからです。 (以下、小松左京原作は“原作 […]
東京の世田谷文学館で、「小松左京展~D計画」という、SFファンには垂涎の催しが開催されており、さっそく行ってきました! アクセス:芦花公園駅すぐ! 京王線の芦花公園駅南口を降りて、右方向。 この道を歩いて10分くらいで左手に建物が見えてきます。 会場 […]