- 2024年9月20日
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ドキュメンタリー「米議会襲撃が再び起きたら シミュレーション 緊迫の6時間」を観ての若干の考察・雑感(NHK)~反乱法か、米国内戦か
政治は物理的強制を最後的な保証としているが、物理的強制はいわば政治の切札で、切札を度々出すようになってはその政治はもうおしまいである。 丸山真男『政治の世界』岩波書店、2014年、54頁。 先日、NHKで海外ドキュメンタリー「米議会襲撃が再び起きたら […]
政治は物理的強制を最後的な保証としているが、物理的強制はいわば政治の切札で、切札を度々出すようになってはその政治はもうおしまいである。 丸山真男『政治の世界』岩波書店、2014年、54頁。 先日、NHKで海外ドキュメンタリー「米議会襲撃が再び起きたら […]
「地上、海上、航空と分ける時代は過ぎ去った。将来、戦争があるとすれば、我々は地上、海上、航空のすべての軍事要素を1つに集中して戦うであろう」 ドワイト・D・アイゼンハワー(1958年) 政府が2024年度末に、陸海空三自衛隊全体を一元的に指揮する「統 […]
この考察記事は、前半では、公開前の予想記事。後半には、公開後に映画本編鑑賞した上での考察記事に分かれています。目次から、お好きな方をお読みください。 政治・軍事方面での考察が中心です。 公開前考察 (2023年7月15日執筆) 無防備の国民には友しか […]
★前回の記事はこちら →有川浩『図書館戦争』の政治学的考察②(政治思想的側面)~戦後民主主義の死と前近代への回帰 「政治が力のバランスの上に立っているという現実を、理想論におぼれて見失ってはならない。」 エドワード・ルトワック※1 第1回で、図書隊と […]
米軍内部を舞台にした犯罪モノ、クライムサスペンス映画をいくつか備忘録的に書いておきます。 「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」 ジョージア州の陸軍基地内で若い美貌の女性大尉の他殺体が発見された。 憲兵隊からの通報を受け、陸軍(C)犯罪(I)捜査部(D […]
1964年制作(米)、ジョン・フランケンハイマー監督 あらすじ 米ソ間で核廃棄条約が合意され、それに対して、国論が分裂する米国。 国防総省の統合参謀本部に勤務するマーティン・ケイシ―大佐(演:カーク・ダグラス)は、五月のある月曜日、将官間で奇妙な「競 […]
東欧を支配する者はハートランドを制し、 ハートランドを支配する者は世界島を制し、 世界島を支配する者は世界を制する。 H・J・マッキンダー『デモクラシーの理想と現実』原書房、1985年、177頁。 その学問において、およそ避けて通れない古典というもの […]
「未知への飛行」(原題 フェイル セイフ)オリジナル1964年/リメイク2000年 「エホバ言給ひけるは汝の子、汝の愛する息子、即ちイサクを携てモリアの地に到り、わが汝に示さんとする彼所の山に於て彼を燔祭として捧げるべし」 創世記 22章 【あらすじ […]
【前編】はこちら →アメリカ大統領の核戦争の始め方:おすすめ映画「トータル・フィアーズ」【前編】(エスカレーションとデスカレーション) 「核ボタンという比喩」 E4機内では、大統領の前に巨大なカバンが用意されます。 「フットボール」と通称されるアタッ […]
「私は第三次世界大戦がどの様に戦われるか、わからない。 しかし、第四次世界大戦ならわかる。 それは、石と棍棒で戦われるだろう。」 アルベルト・アインシュタイン 人類にとっての悪夢と言えば、全面核戦争でしょう。 特に、米ソ(露)両国が核兵器を使用すれば […]