以前、伝説のキャバレー「白いばら」に関して記事にしました。
白いばらは、2018年にその87年の歴史(!)に幕を閉じました。
それから4年あまり・・・
現在の「白いばら」跡地は、どうなっているかというと・・・
駐車場です・・・。
隣接した工事現場は関係なく、この駐車場スペースがそのまま、白いばらの建物でした。
意外と小さい印象です。更地て、そういうもんですよね。
写真は2021年11月。
ああ、存続していたら「キャバレー文化祭」の季節ですねぇ・・・。
87年の歴史も、失われるのは一瞬ですね。
閉店ニュースで駆け込み需要が・・・
閉店数カ月前にそのニュースが流れると、「生ける伝説」とも言うべき白いばらに、一度は来店したいと、新規のお客さんが殺到しました。
そのレポート記事も随分上がりましたね。
しかし、白いばらの醍醐味は「常連」になるところにあります。
一見さんだと、楽しさの半分しか経験できない気がします。
生バンドやダンスショーに癒され、1年間を通して開催される様々なイベントを体験し(お花見、盆踊り、文化祭、水着で騎馬戦etc.)、何より、馴染みのホステスさんや黒服さんボーイさんとの何気ない会話を愉しむ。
連想したのは、子どものころ通い慣れた「駄菓子屋さん」ですね。
いつもそこにあって、何度も行くけど飽きない。ワクワクと安心が常にある。
そんな「青春」の延長があそこにはあったのでしょう。
銀座も冬の時代
もし、今、白いばらが続いていたら、どうなっていたでしょうか。
コロナ禍を生き残れたか微妙ですが・・・。
でも、東日本大震災の直前にたまたま耐震補強工事をしていて、ラッキーだったとお店の女の子が言っていましたので、もし存続していたら、なんだかんだと持ち堪えられたのかな、とも思うところです。
閉店後も、元ホステスさんらが同人誌を発行したり、ダンサーさん達がダンスショーを開催したりと、往時を偲ぶ方途もあるようで、ご興味のある方は是非。
↓前回の記事です