- 2021年6月24日
古典・名著の漫画化の功罪~「お手軽」な反知性主義
いわゆる古典や名著・名作と言われる本を読むには、時間もかかりますし、読解力や知的忍耐力も求められます。 そこで、出てきた打開策として、「漫画化すれば、もっと手軽に読める!理解できる!」 しかし、それは本当でしょうか? 「手軽に読める」? 「手軽に読め […]
いわゆる古典や名著・名作と言われる本を読むには、時間もかかりますし、読解力や知的忍耐力も求められます。 そこで、出てきた打開策として、「漫画化すれば、もっと手軽に読める!理解できる!」 しかし、それは本当でしょうか? 「手軽に読める」? 「手軽に読め […]
「「立派な警官」にもいろいろある。誰に好かれるかによってな。」 オノ・ナツメ『COPPERS①』講談社、2008年、85頁。 タイトルは「警察官」を意味するスラング(警察官に対して使わないように!)。 ニューヨーク市のブロンクスにあるNYPD(ニュー […]
よその国に滅ぼされたのならば、よほど別の感情を持ちえて、いっそ救われたであろう。 しかし、私たち日本人が憎むとすれば日本人しかないのである。 勝谷誠彦『ディアスポラ』文藝春秋、2011年、20頁。 いまは亡き、あの(・・)コラムニストの勝谷誠彦(19 […]
第十八班がモスクワ放送から流れてくるスターリン演説を傍受して録音盤に収録していたのです。斯波さんは担当者ではなかったですが、居残って、放送を眼をつむったまま聞いていましたが、最後に「リュシコフは失敗したか」とポツリひとり言を言って部屋から出ていってし […]
東欧を支配する者はハートランドを制し、 ハートランドを支配する者は世界島を制し、 世界島を支配する者は世界を制する。 H・J・マッキンダー『デモクラシーの理想と現実』原書房、1985年、177頁。 その学問において、およそ避けて通れない古典というもの […]
電車通勤、バス通勤の楽しみといえば、何と言っても読書ですよね。 ちょうどいい揺れと、匿名空間故の没入感に幸福を感じる読書好きの方は多いと思います。 ところが、これが、マイカーなどで自分が運転していると、そうはいかない。 まさか、読みながら読書なんて、 […]
流行の兆し?を見せる「哲学対話」「哲学カフェ」と言われる市井の哲学の場。 今回は、多くの団体・会合の主宰者・参加者の間で参照されている、梶谷真司・東京大学教授(哲学・比較文化)の『考えるとはどういうことか~0歳から100歳までの哲学入門』を取り上げま […]
「見よ、青ざめたる馬ありき、之に乗る者の名を死という、ハデスがこれに付き従う」 ヨハネの黙示録 6章8節 【あらすじ】 突如、東京・中央区を襲撃する連続テロ事件が発生! たった数人のテロリストに翻弄される警察庁・警視庁。 彼らの正体と目的は? 自衛隊 […]
【あらすじ】 突如始まったロシア軍の北海道侵攻。 釧路で防衛線を構築する陸上自衛隊第27連隊戦闘団の小隊長、安達三尉は、最前線でロシア軍と対峙することになる。 ※以下、ネタバレあり 北海道での自衛隊とロシア軍の地上戦を、若き自衛官を通して描いた小説で […]
「お前は戦いたいのか?殺したいのか? 血が流されるのを見たいのか?黄金の山を見たいのか? 囚われの女たちを見たいのか?奴隷たちを見たいのか?」 ガブリエーレ・ダンヌンツィオ 皆さん、「世界征服」好きですよね?してみたいですよね? でも一体、どうやった […]