- 2022年11月21日
- 2022年12月17日
有川浩『図書館戦争』の政治学的考察②(政治思想的側面)~戦後民主主義の死と前近代への回帰
★前回の記事はこちら →「考察①(軍事的側面)~第三・四の武装組織としての図書隊、メディア良化隊」 戦後民主主義が虚妄だとか、平和憲法なんてつまらんということを公然と主張できること、そのこと自体が、戦後民主主義がかつての大日本帝国に対して持っている道 […]
★前回の記事はこちら →「考察①(軍事的側面)~第三・四の武装組織としての図書隊、メディア良化隊」 戦後民主主義が虚妄だとか、平和憲法なんてつまらんということを公然と主張できること、そのこと自体が、戦後民主主義がかつての大日本帝国に対して持っている道 […]
男の子はいくつになってもプラモデルや模型が好きですよね。 その中でも鉄道模型は盤石不動の人気を誇るジャンルです。 列車自体に興味がなくても、あのミニチュアの世界に魅了されない人は少ないのではないでしょうか? そんな男の子(年齢不問)にとって、夢のよう […]
イメージ写真は雪の中の市ヶ谷・防衛庁 【前編はこちら】 →後藤と荒川の「戦争と平和」の問答を紐解く【前編】~血まみれの平和と言葉遊びの20世紀 「国家に永遠の敵もいない。永遠の友もいない。永遠なのは国利だけである。」 ヘンリー・パーマストン 「後編」 […]
「正義は力の等しい者の間でこそ裁きができるのであって、強者は自らの力を行使し、弱者はそれに譲る、それが世の習いというものだ」 トゥキュディデス『歴史』※1 日本アニメーション史上、おそらく最高傑作であり、かつ最大の問題作である押井守監督による劇場用長 […]
政治学を学び始めるにあたって、以前、入門書の紹介記事を書きましたが、今回は、もっと気軽(?)に、映画を鑑賞することで、「政治」を学んでいく上の端緒にしていただけたらと考えました。 「未知への飛行」 1964年版/2000年版(米) 【あらすじ】 コン […]
数多ある刑事ドラマ。その中でも、傑作と太鼓判が押せるのが今回ご紹介するTBSで放送された「横山秀夫サスペンス:第三の時効シリーズ」です。 シリーズではありますが、毎週放送のシリーズドラマではなく、「月曜ミステリー劇場」内で、2002年から2005年の […]
「人類の創成とともにゴールデンバウム王朝があったわけではない。不死の人間がおらぬと同様、不滅の国家もない。余の代で銀河帝国が絶えて悪い道理がなかろう」 (皇帝フリードリッヒ四世) 田中芳樹『銀河英雄伝説1』東京創元社、2016年、223頁。 田中芳樹 […]
都内には大型書店がいくつもあります。いるだけで時がゆっくり過ぎてゆく様な、贅沢な時間を過ごせるオススメ店舗を紹介します。 在庫100万冊越えの店舗も含めた、文字通り書店の大艦巨砲主義をご覧ください! 八重洲ブックセンター (東京駅八重洲口) 「元祖、 […]
【前編はこちら】 →機動警察パトレイバー旧OVA「二課の一番長い日」解説・考察【前編】~自衛隊クーデターのリアリティ(押井守) 米国という最大の「障害」 在日米軍の存在は、日本でクーデターを企図する場合、最大の妨害要素であり、そのハードルは高く、成功 […]
「東京で俺たちを待っていたのは、戦争だった・・・」 前編より(篠原遊馬) あらすじ 2月、雪の気配を漂わせる東京。 特車二課第2小隊の面々が休暇で、それぞれ思い思いに過ごす中、 東北縦貫道での検問を、不審なレイバー積載トレーラーが強行突破し、追跡のパ […]