朗読の世界~ドライブで「読書」が出来る方法とオススメ作品

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電車通勤、バス通勤の楽しみといえば、何と言っても読書ですよね。

ちょうどいい揺れと、匿名空間故の没入感に幸福を感じる読書好きの方は多いと思います。

ところが、これが、マイカーなどで自分が運転していると、そうはいかない。

まさか、読みながら読書なんて、できるわけありませんからね(笑)

え?できる?

シヴァ神や「三つ目がとおる」とか飛影の話ではないですよ。

Amazonオーディブルのことでしょ?」

と思った貴方。惜しい。それも魅力なのですが、別の無料の方法もあります。

答えはYouTubeです。

YouTubeには大量の「朗読」作品がアップされているんです。

青空文庫など、著作権が消滅した作品など中心に、俳優やプロの声優から、ユーチューバーや素人の習作まで、実に多様な投稿がされています。

ギガ数を気にしなくていいプランを契約されている方には、超オススメの方法です。

自分で運転している事を考えると、適度な緊張を与えてくれて、あまり集中力をもっていかれないミステリーなどオススメです。

以下、個人的にオススメな作品群をご紹介します。

江戸川乱歩

江戸川乱歩(1894~1965年)言わずと知れた日本のミステリーの大家。

その作品は、それこそ、大量にアップされており、代表作は、ほぼ網羅されているようです。

「黒蜥蜴」「二銭銅貨」「パノラマ島奇談」「石榴」「湖畔亭事件」・・・etc.

特に印象に残っているのが、佐野史郎が朗読した「人間椅子」です。彼の声音が、主人公の淫蕩な欲望にマッチしています。

また、女性の朗読による「陰獣」も見事でした。

色々な方がアップされているので、同じ作品でも、重複していますので、それぞれ聞き比べてみるのも一興です。また、その朗読の声音が合う合わないということもありますので。

H・P・ラヴクラフト

恐怖小説、怪奇小説、幻想小説の分野において、後世に大きな影響を遺した米国の作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(1890-1935年)。

彼の名を知らない人でも、彼の作品群の体系を指す「クトゥルフ神話」という言葉は、どこかで聞いたことがあるかもしれません。

なんせ、「這いよれニャル子さん」なんて美少女化までされる位ですから。

それはさておき、ラヴクラフトの諸作品は、なんといいましょうか、元祖「世にも奇妙な物語」のようなテイストですかね。

特にオススメなのは長編『狂気の山脈にて』。

とある南極探検隊を襲った、あるおぞましい記録を、生還した学者が独白する・・・。

(軽く4時間超えますが)

ラヴクラフト作品をお聴きになる際は、長距離運転の、夜、夜がオススメです!

山月記

皆さん国語の教科書でお馴染みの中島敦『山月記』ですが、江守徹の朗読があります。

あの迫真の演技は、朗読でも無論健在、あの声音の李徴は圧巻です。まさに魂の叫び。

古典文学を愉しむ

「青空文庫とかって、大昔の小説だよね。古臭いんじゃないかな。今、売っている本の方が面白いんじゃない?」

という声が聞こえてきそうですが、さて、どうなんでしょうか?

YouTubeには、江戸川乱歩と共に、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズなんかも大量に投稿されています。

その二人の名を冠した「江戸川コナン」を主人公にした「名探コナン」なんて人気コミックもあります。

この名探偵コナンをはじめ、現代のミステリー文学を眺めてから、古典ミステリーを顧みると、あら、不思議、まるでデジャブを見ているような錯覚に陥ります。

そりゃ、そうですよね。ミステリーの原型とも言うべき作品群、作家たちなのですから。

故に「古典」なのです。

後続の作品は、ある意味で「新しい酒を古い革袋に盛っている」に過ぎないとまで言う論者もいます。

文学はシェイクスピアで終わっている。みたいな。

そこまで極論を言わずとも、我々が、現在慣れ親しんでいる文学世界の「原型」、オリジナルを味わいませんか。

おまけ(おすすめラジオドラマ「安部礼司」

ちなみに、ドライブの昔からの過ごし方と言えば、カーラジオですよね。

そのラジオ、TokyoFMで15年間も放送されているラジオドラマをご存じでしょうか?

日曜日の黄昏時、17時に毎週放送中の「NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE」です。

「アベレージ」=「平均」の名を持つ主人公が織りなす、涙あり、笑いあり、恋ありの連続ドラマ。一度聴くと止められない!ご興味のある方は。是非、チェックしてみて下さい!

★以下の記事でも特集しています。

→伝説のラジオドラマ「あ、安部礼司」の思い出どぇす~刈谷勇を待ちながら(ガンダムから感動の結婚式まで神回総復習)

Amazonオーディブル

さて、無料ではありませんが、Amazonオーディブルにも古典作品は多くあります。

先ほど紹介した江戸川乱歩やコナン・ドイル・・・etc.

加えてオーディブルの良い点は、著作権の切れていない作品も楽しめるところですね。

アガサ・クリスティや有栖川有栖、小野不由美などの作品が揃っています。

最初の30日間は無料で、好きな1冊が手に入り、30日以内に解約しても、その1冊はずっと楽しめることができます。

Amazonオーディブル:無料で1冊聴く読書を見てみる

※無料体験終了後は月額¥1,500。いつでも退会できます。

今ならプライム会員限定の3か月無料キャンペーン実施中!(2021年6月29日迄)
プライム会員になれば、3か月間無料(通常は1か月無料) プライム会員申込直後のオーディブル申込でも適用されます。←3カ月無料はあまりないので、個人的にはおすすめです。