- 2026年2月19日
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「機動警察パトレイバー2 the Movie」と戒厳令~タイトルに偽りあり!、「政治的なるもの」と「例外状態」【解説/考察】
いかなる政府もトマス・ホッブズが『リヴァイアサン』で展開した国家統治の問題を内包することなしには、存立さえできないことを、人びとはしたたかに思い知るべきであった。そこを通過しないで、一国民の政治的成熟が得られるであろうか。 磯田光一『戦後史の空間』新 […]
いかなる政府もトマス・ホッブズが『リヴァイアサン』で展開した国家統治の問題を内包することなしには、存立さえできないことを、人びとはしたたかに思い知るべきであった。そこを通過しないで、一国民の政治的成熟が得られるであろうか。 磯田光一『戦後史の空間』新 […]
唐突ですが、 「チャタムハウスルール」というのをご存じでしょうか? 「チャタムハウス」とは、ロンドンにある「英国王立国際問題研究所」(RIIA)の置かれた建物の名称で、転じて、RIIAを指す言葉になりました。 アメリカ大統領官邸をホワイトハウスと呼ぶ […]
ある一つの強大国があって、他の王国を圧倒し、世界王国を樹立し、他の王国をこの世界王国のもとに統合してしまうよりも、戦争状態のほうが望ましいのである。というのは、統治の範囲が広がりすぎると、法はその効力を失ってしまうのであり、魂のない専制政治が生れ、こ […]
イランという一語をイラン・イスラーム共和国に変えた法令が、過去と現在の私を無意味な存在にしたことを私は知っていた。このような運命に見舞われたのは私のほかにも大勢いたが、だからといって気が楽になるわけではなかった。 A・ナフィーシー『テヘランでロリータ […]
「盲目の国では隻眼の者は王である。」 古代ギリシアの格言 ローマ教皇(法王)の逝去に伴い、枢機卿団で開催される教皇選挙(コンクラーベ)を描いたフィクションです。 次々と有力候補の秘密が暴かれ、混沌としていくコンクラーベの人間模様・権力闘争を描いたポリ […]
「ウルトラマン」シリーズは、ほぼ見ないのですが、お付き合いで観ることになった、今回の「ウルトラマンアーク」は、いやはや面白かったですね。 特に、第22話「白い仮面の男」には唸らされました。 これ、子供に理解できるのか? という訳で、今回は、この22話 […]
(監督アレックス・ガーランド/2023年、米英合作) 内戦には独特の陰惨さがある。それは骨肉間の闘争(Bruderkrieg)である。蓋し敵をも包摂する共通の政治単位内の闘争であり、両陣営ともに共通の統一体に対し同時に絶対的肯定と絶対的否定をもって臨 […]
「人、たとえ全世界を手に入れても、己(おの)が魂を失えば、何の得があろうか」 マタイ伝16章26節 ミヒャエル・エンデの『モモ』。 言わずと知れた児童文学の傑作ですが、本書を読んでいると、プラトン哲学との強い親和性を見出すことができます。 今回は、『 […]
人肉喰らいの食屍鬼の登場は、国際政治にどのような影響を与えるのだろうか。リアリスト の解答は、驚くべきものではあるが、いたってシンプルである。すなわち、そこでの国際関係には、何らの変化もないというのだ。このパラダイムは、人類に対する新たな実存的脅威が […]
★前回の記事はこちら →有川浩『図書館戦争』の政治学的考察②(政治思想的側面)~戦後民主主義の死と前近代への回帰 「政治が力のバランスの上に立っているという現実を、理想論におぼれて見失ってはならない。」 エドワード・ルトワック※1 第1回で、図書隊と […]